2022年07月05日
レコード聴き直して思うデジタルととアナログ
今まではオーディオで音楽を聴くときはSpotifyを音源にしてSpotifyコネクトでDENON`DRA−100`に飛ばしてDRA−100のアンプかTU−8200でJBL4307で聴いてます。
Spotifyのデジタル音源との比較でいうと、真っ先に感じるのは音場の広さでしょうか。
これはDRA−100とTU−8200の比較でも感じるのですが、アナログ系は概して音場が狭く感じます。
アナログの方はスピーカーの設置幅より少し広い位なのですが、デジタルの方はスピーカー幅を感じさせない位広がっています。
また、デジタルの方はアナログではあまり聞こえない音も聴こえます。
デジタルの方は繊細で部屋全体に広がるような音です。
ではアナログの方は悪いのかというと、そうではなく聞こえる音も少なく、音場も狭いため楽器の定位がはっきり聴こえる気がします。
そのためか、迫力ある音に聴こえます。
おそらく、機器で測定してみるとデジタルの方が圧倒的に数値では音が良い結果になると思うのですが、ここが音楽の面白いところで音楽のジャンルや聴く状況、聴く人の好みによって心地よい音というのは変わってくるのでしょうね。
レコードプレーヤー(DENON DP−57L)を手に入れて最初に試聴したのは、イエローマジックオーケストラ(YMO)のソリッドステートサヴァイヴァーです。
この盤を選んだのは小学6年生の時に初めてお小遣いを貯めて購入したレコードだったから。
(試聴した盤はその当時のものです)
針を落として最初に聞こえる『TIKIO♪』というヴォコーダーヴォイス。
この音がセンターにビシッと聴こえます。
NFJのリモコン付スピーカーセレクター(PW-6J)でSpotify+DRA−100とDP−57L+TU−8200を同じ曲を流して切り替えながら聴いてみるのですがどうしてもアナログ再生の方が迫力ある音に聞こえてしまいます。
よくアナログの方が温かく柔らかい音とか、デジタルの方が冷たくシャープな音と言われますがそんなことはなく感じます。
綺麗な音、クリアな音はデジタルですがそれが好きな音、良い音と感じるかは別問題かと思いました。
しかしながら、全ての音源がレコードプレイヤーに適しているのかというとそうではなく、CD時代以降の録音でレコードにプレスされたものはなんか迫力が感じられません。
恐らくレコーディング・ミキシング・マスタリングの時点でレコード再生か、CD再生か(配信等も含む)再生環境も想定してレコーディングされているのでしょうね。
これを感じてレコードを買うのは当時ものだけにしようと思いました。
2022年07月03日
レコードプレーヤー(DENON DP-57L)を手に入れた
なんとなくアナログレコード(今はバイナルとか言うらしい...)が聞きたくなった。
レコードプレーヤーはもう何十年も前に処分してしまっているのだけど、小学生の頃から買い集めた(ほとんど中古だけど)レコードが140枚位残してあって、これをなんだか聞きたくなって
しまった。
今でも新品のレコードプレーヤーを購入することはできるんだけど、どせなら当時のレコードプレーヤーで聴きたいということで、色々と探してみた。l
当時(というのは1980年代前半)のレコードプレーヤーのイメージはDENON(当時はデンオンね)のUFOみたいなデザインのプレイヤー。
あの頃はそれ当然、高価で手が出なかったけどね。
あのデザインのレコードプレーヤーが欲しいと思った。
調べてみると、デザインは後継しつつもいくつかのモデルが出ていて、マニュアルタイプかオートリフトタイプの物があるらしいことがわかった。
マニアの方はマニュアルタイプを好まれるのかもしれないが、やはり便利な方がいいし高年式の方が何かとトラブルも少ないのかと思い、1982年発売のDP~57Lにすることにした。
当然、中古機になるのでオークションサイトを探すと結構出ている。
相場は2〜5万円程度のようだ。
程度と落札価格の適度なものを探して、DENON DP-57Lを手に入れた。
DENON DP-57Lが届いたので状態を確認してみる。
それなりの汚れやヤレ感はある。
アームはストレートのみでカートリッジはなし。
ダストカバーの割れはないがかなりくすんでいる。
ウエイトは1個だけ。
結構綺麗な状態の取扱説明書がついていた。
電源を入れてボタンを押してみると、プラッターは回転した。
しかし、これでは音が出るか確認できないので、フォノイコライザーとカートリッジだけ購入してみる。
カートリッジはオークションでよくわからなノンブランドの安物。
これらを組み込み、取り敢えずポータルスピーカーに接続してみた。
さて、音は出るのか?
最初に試聴する盤は小学生の時に初めて購入したLPレコード、イエローマジックオーケストラのソリッドステートサヴァイバー。
恐る恐る針を降ろしてみるの、パチパチノイズと共に♪TOKIO〜、鳴った。
しかし、音がめちゃくちゃ悪い。
高域の音がジャリジャリする、とても聞けたもんじゃない。
ま、しかしアナログ機器の場合は不調の原因はわかりやすいのでじっくり解決していきたいと思う。
DENON DP-57Lのファーストインプレッションは最悪のものだった。
何が悪いのだろう?
現時点で考えられることは、
1レコード盤の状態がわるい
2カートリッジに問題がある
3プレーヤー本体に不具合が出ている
といことで、レコード盤のクリーニンググッズを取り揃えてメンテナンスと色々な盤で試聴してみた。
クリーニングで少しは改善するものの、根本的な解決にはなっていないようだ。
次に疑うは安物のノンブランドカートリッジ。
とはいうものの、現在ではカートリッジの選択肢は少ないし、高価なカートリッジを購入しても無駄になってしまう可能性もあるため、オルトフォンのオメガというカートリッジを購入してみた。
このカートリッジに交換して、試聴した。
あれ、ぜんぜん違う。
これまでJBLのポータブルスピーカーにつないでいたものをー、真空管アンプEKEKIT TU-8200+JBL4307に変えてみた。
あれ,ーいい音かもしれない。
更に、レコード盤を水洗いしてみたりするとクリーニングする度に音が良くなってくる。
2020年06月29日
オピネル カスタマイズ ~ BURNED FINISH
最近再燃してきたオピネル熱。
オピネルの楽しいところは、カスタマイズというか加工がしやすいところだと思っています。
ということで、カスタマイズして自分だけの1本を作っていきたいと思います。
今回は、№9のカーボンブレードを加工します。
№9は男性にはちょうど良いサイズなんて言われていますが、私の手には少し小さいようですね。
まずは分解してハンドルだけにします。
オピネルのハンドル材ってステンレスブレードとカーボンブレードで材質が違いますよね?
どちらもパッケージには「ブナ材」と書いてあるのですが、違う材質ですよね?
ステンレスブレードは白っぽくて、カーボンブレードは茶色っぽい。
私はカーボンブレードの方が好きです。
以前、№10ステンレスをワトコオイルで処理したので今回は違う方法にしたいと思います。
また、ハンドルエンドにアルミ材を取付ようかとも思ったのですが、今回は形を成形してしまおうと思います。
ハンドルエンド部分を下の写真のように削り落として、ハンドルの上から握ったときに掌に収まってしまうような形状にします。
削り落とすのはヤスリでごしごしやれば十分に落とせるとは思いますが、面倒なのでディスクグラインダーで一気に削ってしまいました。
ちょっと、焦げちゃったけど関係ないです。
ここからはカナヤスリとサンドペーパーを使って、手に馴染む形に整えていきます。
適当にやってみたけど、やっているうちになんとなく感覚がつかめてきて良い感じに成形できます。
掌にすっぽりと収まる感じになりました。
今回は、BURNED FINISH(焼仕上げ)にしたいと思います。
風合いも良くなるし、木は焦がすことにより強くなったり虫が付きにくくなったりするらしいので良い方法でしょう。
当然、BURNED FINISHなんてやったことないけど、なんとかなるでしょう。
焦がしにはガストーチを使います。
焚火やガスライターでも十分できるのではないでしょうか。
どこまで焦がしていいのかわかりませんが、自分の好みの色の少し手前で止めておいた方が良さそうです。
また、全体的にキレイに焦がすよりも焼きムラがあった方がかっこいいです。
この辺りは好みかもしれませんが。
焼きあがったら、サンドペーパーで表面を整えていきます。
それほど番手を重ねる必要はなさそうで、#400くらいで整えて#800くらいで仕上げるで十分かと思います。
仕上げに蜜蝋を塗りこみます。
たっぷり塗ってやってもべたつくことはないので思いっきり塗り込んでやります。
蜜蝋は、WOOD FOODを使いました。
塗り込んだあとに、再度サンドペーパーで磨き上げてもいいかもしれません。
そして、今回はブレードも磨きこみました。
ペーパーで#100から初めてスジを落とし、#150→#320→#400→#600→#800→#
1200→#1500→#2000まで磨いて、ブルーマジックで鏡面仕上げをしてみました。
まだ、磨きこみが足りない部分もありますがそのうち仕上げます。
それでできあがった、OPINEL №9 カーボンブレード BURNED FINISHがこちらです。
なかなかカッコよく仕上がったと思います。
ハンドルのモディファイもうまくいき、ハンドルの上から握りこむとすっぽりと掌に収まり使いやすいです。
ハンドルの仕上げは、このBURNED FINISHが一番簡単で綺麗に仕上がると思います。
さて、次はどんな加工をしてみようかな。
オピネルの楽しいところは、カスタマイズというか加工がしやすいところだと思っています。
ということで、カスタマイズして自分だけの1本を作っていきたいと思います。
今回は、№9のカーボンブレードを加工します。
№9は男性にはちょうど良いサイズなんて言われていますが、私の手には少し小さいようですね。
まずは分解してハンドルだけにします。
オピネルのハンドル材ってステンレスブレードとカーボンブレードで材質が違いますよね?
どちらもパッケージには「ブナ材」と書いてあるのですが、違う材質ですよね?
ステンレスブレードは白っぽくて、カーボンブレードは茶色っぽい。
私はカーボンブレードの方が好きです。
以前、№10ステンレスをワトコオイルで処理したので今回は違う方法にしたいと思います。
また、ハンドルエンドにアルミ材を取付ようかとも思ったのですが、今回は形を成形してしまおうと思います。
ハンドルエンド部分を下の写真のように削り落として、ハンドルの上から握ったときに掌に収まってしまうような形状にします。
削り落とすのはヤスリでごしごしやれば十分に落とせるとは思いますが、面倒なのでディスクグラインダーで一気に削ってしまいました。
ちょっと、焦げちゃったけど関係ないです。
ここからはカナヤスリとサンドペーパーを使って、手に馴染む形に整えていきます。
適当にやってみたけど、やっているうちになんとなく感覚がつかめてきて良い感じに成形できます。
掌にすっぽりと収まる感じになりました。
今回は、BURNED FINISH(焼仕上げ)にしたいと思います。
風合いも良くなるし、木は焦がすことにより強くなったり虫が付きにくくなったりするらしいので良い方法でしょう。
当然、BURNED FINISHなんてやったことないけど、なんとかなるでしょう。
焦がしにはガストーチを使います。
焚火やガスライターでも十分できるのではないでしょうか。
どこまで焦がしていいのかわかりませんが、自分の好みの色の少し手前で止めておいた方が良さそうです。
また、全体的にキレイに焦がすよりも焼きムラがあった方がかっこいいです。
この辺りは好みかもしれませんが。
焼きあがったら、サンドペーパーで表面を整えていきます。
それほど番手を重ねる必要はなさそうで、#400くらいで整えて#800くらいで仕上げるで十分かと思います。
仕上げに蜜蝋を塗りこみます。
たっぷり塗ってやってもべたつくことはないので思いっきり塗り込んでやります。
蜜蝋は、WOOD FOODを使いました。
塗り込んだあとに、再度サンドペーパーで磨き上げてもいいかもしれません。
そして、今回はブレードも磨きこみました。
ペーパーで#100から初めてスジを落とし、#150→#320→#400→#600→#800→#
1200→#1500→#2000まで磨いて、ブルーマジックで鏡面仕上げをしてみました。
まだ、磨きこみが足りない部分もありますがそのうち仕上げます。
それでできあがった、OPINEL №9 カーボンブレード BURNED FINISHがこちらです。
なかなかカッコよく仕上がったと思います。
ハンドルのモディファイもうまくいき、ハンドルの上から握りこむとすっぽりと掌に収まり使いやすいです。
ハンドルの仕上げは、このBURNED FINISHが一番簡単で綺麗に仕上がると思います。
さて、次はどんな加工をしてみようかな。